しゃべりたくなる、ものづくり
私たちは創業以来「まなび×デザイン」をテーマに取り組んできました。
ここ20年のあいだに、まなびもデザインも、大きな潮流の変化を感じています。
一つは「AI」の登場。
ひとりひとりに、「ブレーン」がついたも同然です。
このような時代において、「まなび」とはどういうものか、
「デザインする」ことに、どういう意味があるのか、
今こそ問い直すときがきているのかもしれません。
もう一つは「個性」のありかたの変化。
個性の本質というと、これまでは「差別化」のなかにありました。
文字どおりそれは、優劣で計る「ものさし」であったのかもしれません。
今はむしろ、差別化というよりは「共有(シェア)」の時代です。
どんなカタチであれ、「好き」でつながる。
そのための「個性化」であるように思えるのです。
そしてもう一つは「ものづくり」の変容です。
大量生産・大量消費が前提だった「ものづくり」も、
今や「自分の好きなものは、自分でつくる」という観念になりつつあります。
3Dプリンターや、グッズのオンデマンド製作など、
それを支援するサービスなども増えてきました。
自分が好きなものを、好きなように手軽に表現できる時代です。
おしなべて言うと、ここ数年「ゆたかさ」の意味合いが変わってきたように思います。
もともと人は「まなぶ」ことも「つくる」ことも好きなはずです。
いつのまにか、得意不得意という枠に収められてしまったけれど、
取り戻しましょう、まなぶ喜び、表現するワクワクを。
「まなび」を通して「好き」や「愛」がふえ、そのおもしろさを「しゃべりたくなる」。
これこそが一番の「まなび」でもあるし、「デザイン」でもあると考えています。
おしゃべりは、言葉だけではありません。
デザインやアートも、おしゃべりの一つです。
いろいろな表現を手に入れて、人生の「たのしみ」や、ステキな「つながり」を広げてみませんか?
そんなきっかけや、場を提供するのが、私たちの考える「アトリエ活動」です。