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人という生きものとしての心地よさを


私たちの住むこの世界には、「わからないこと」がたくさんあります。
目に見えない、小さな、儚い世界。
目の届かない、はるか遠い、深い世界。
目には映らない、果てしなき、つながりの世界。

この神秘に満ちた、美しいいとなみに敬意をこめて、
「わからない」を楽しみ、学び、新たな驚きを得ることが、
人の「よろこび」かもしれません。

私たち人間は、「不確かな生きもの」です。
自分の「思いこみ」や「ものの見方」も。
気もちの浮き沈みや、感性・感情の変化も。
自分をとりまく世界の変容も。

私たちにふりかかる「不確か」をおおらかに受け入れ、
それにともなう「偶然」や「変化」を楽しむのも、人の「よろこび」かもしれません。

そうやって私たちは、「じぶん自身」を新陳代謝させながら、
自然の中での居住まいを正したり、
しなやかに、柔軟に、人とのかかわりを作ったり、
新しい考えかたを取り入れたり、
「人という生きもの」としての居心地のよさを追求しています。

カプリスTOOLは、私たちを取りまくあらゆる関係性を再発見する、
そんな試みの「作品」たちです。
たとえば一枚の絵を部屋に飾るだけで、ものごとの見え方が変わったり。
一枚のバンダナを持ち歩くことで、目に映る風景が違って見えたり。
小さなオブジェが、想像の世界を広げる手助けをしてくれたり。

今、ここにある、現実と想像を行き来することを楽しみ、
そしてそこから学ぶ。
そんな「関心のトビラ」を開くツールアートとともに、
世界を広げてみませんか?